大津市歴史博物館

企画展示

企画展案内

第48回企画展 道楽絵はがき−コレクターたちの粋すぎた世界− 平成21年 3月6日(金)〜4月19日(日))
第49回企画展 戦争と市民 平成21年 7月25日(土)〜8月30日(日)
大津観光十社寺・湖信会結成50周年記念
第50回企画展 湖都大津 社寺の名宝
平成21年 10月10日(土)〜11月23日(祝)
第51回企画展 元三大師良源―比叡山中興の祖― 平成22年 2月27日(土)〜4月18日(日)

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第48回企画展
道楽絵はがき−コレクターたちの粋すぎた世界−
平成21年3月6日(金)〜4月19日(日)



田中緑紅大正15年年賀状
宮尾しげを画 
米谷徳太郎コレクション

 大正・昭和のコレクターたちが作った「道楽絵はがき」の世界へようこそ。
今回ご紹介するのは、大正・昭和にかけて、絵はがきは勿論、郷土玩具・納札・絵馬など、様々なものを収集・研究するコレクターたちが、年賀状や宝船など、様々なテーマで交換したちょっと変わった絵はがきの数々です。この交換会には、当時の日本を代表するコレクター集団であった我楽他宗のメンバーの他、全国のコレクターたちが、こぞって参加しました。
当時のコレクターたちは、単に蒐集するだけでなく、コレクター同士の集まりではテーマに合った収集品を持ち寄ったり、自らが着想した趣味品を制作・頒布したりと、趣味の世界を存分に楽しんでいました。絵はがきにおいても同様です。自らの作品には、干支や自らの蒐集テーマから着想を得た見立てや素材に知恵を絞るとともに、そのこだわりは年々エスカレートし、専門の絵師や彫師、摺師といった職人に盛んに依頼するようになり、普通の絵はがきには見られない、美しくも面白い「道楽絵はがき」が作られました。
平成18年に当館に寄贈を受けた絵葉書コレクター米谷徳太郎氏の膨大なコレクションには、昭和初期を中心に、自らが参加した戦前の絵はがき交換会アルバムや、これらのノウハウが凝縮された曾我廼家五郎公演案内絵はがきなど、多くの作品が残されています。本展では、当時コレクターたちの趣向を凝らした「道楽絵はがき」の魅力を楽しんでいただくとともに、絵はがき交換会のシステムや参加者・コレクターの世界を紹介するなかで、当時のコレクターたちが作り出した、粋すぎた趣味の世界へご案内いたします。

> 企画展「道楽絵はがき」の詳細情報


第49回企画展
戦争と市民
平成21年 7月25日(土)〜8月30日(日)

戦時中町中の回覧ビラ
戦時中の街中の回覧ビラ

 大津市は今から60年程前まで、大津連隊区司令部・大津海軍航空隊・滋賀海軍航空隊・陸軍少年飛行兵学校、天虎飛行研究所、比叡山上の特攻基地など、軍の関係施設が設置されていました。本展では、明治8年(1875)の陸軍歩兵第九連隊の設置から説き起こし、第二次世界大戦、さらには戦後の進駐軍時代に至る、大津にとっての戦争の歴史を紹介します。特に、軍事施設のありさまや、「銃後」と呼ばれた内地の市民生活に焦点を当て、その変遷を、残された資料や写真パネルなどによって振り返ります。


戦時教育紙芝居
 衣料切符
(左)戦時教育紙芝居
(右)衣料切符


> 企画展「戦争と市民」の詳細情報

大津観光十社寺・湖信会結成50周年記念(第50回企画展)
湖都大津 社寺の名宝
平成21年 10月10日(土)〜11月23日(祝)

木造聖観音坐像堅田・満月寺(浮御堂)
重要文化財
木造聖観音坐像
堅田・満月寺(浮御堂)蔵

 湖都大津には古い神社仏閣が実に多く所在しています。古代には平安貴族が遊山に訪れ、近世は「近江名所図会」などが作られるなど、大津の社寺を観光の眼から見ることは古くから行なわれていました。1958年、大津市内の観光社寺が協力して「湖信会」が結成されました。神社と寺院が観光面で団結して協力することは珍しい試みでしたが、その湖信会が創られて丸50年を迎えました。それを記念して、普段観光として訪れてもなかなか拝観できないこれら観光社寺の名宝を一堂に集めて展示します。

> 企画展「湖都大津 社寺の名宝」の詳細情報


第51回企画展
元三大師良源−比叡山中興の祖―
平成22年2月27日(土)〜4月18日(日) 

木造慈恵大師坐像 京都・法界寺蔵
木造慈恵大師坐像
京都・法界寺蔵

 元三大師・慈恵大師・角大師・豆大師など、いずれも良源を指す呼び名です。平安時代に活躍し、比叡山中興の祖と仰がれる良源(912〜985)は、多くの名称で呼ばれるとおり様々な伝説に彩られ、厚い信仰が今も生きています。本年は、良源が歿して1025年の節目の年にあたります。本企画展は、日本仏教史に大きな足跡を残した良源に関連する作品を紹介し、その業績と元三大師信仰の歴史を概観しようとするものです。
 良源は912年(延喜12年)近江に生まれ、第18代天台座主として、比叡山の堂舎を再興するとともに、広学竪義など教学の振興に努め、山内の綱紀粛正にも尽力した高僧です。良源のもとからは、源信をはじめ多くの弟子たちが育ち、日本仏教の発展に大きく寄与しました。良源は、985年(永観3年)正月三日に歿しているため、元三大師とも呼ばれますが、諡号は慈恵(慧)です。
 良源の偉大な足跡はその後、様々な信仰をうみました。没後しばらくして、大師の肖像が多数制作され、慈恵大師講などの法会が営まれています。また角大師・豆(摩滅)大師などの呼び名で庶民にも親しまれ、降魔の護符として幅広く信仰されました。わが国におけるおみくじの元祖(元三大師百籤)としても著名です。
 本展では、こうした良源への信仰も含めた、全貌を紹介しようとするものです。

> 企画展「元三大師良源」の詳細情報