企画展示
企画展案内
| 第51回企画展 元三大師良源―比叡山中興の祖― | 平成22年 2月27日(土)〜4月18日(日) |
| 開館20周年記念企画展 大津 国宝への旅 | 平成22年 10月9日(土)〜11月23日(火・祝) |
| 開館20周年記念企画 大津百町大写真展−マチを記録すること− | 平成22年 10月30日(土)〜11月23日(祝) |
| 開館20周年記念企画展 柴田晩葉−湖都のモダン日本画家− | 平成23年 3月5日(土)〜4月17日(日) |
- 第51回企画展
元三大師良源−比叡山中興の祖―
平成22年2月27日(土)〜4月18日(日) 
木造慈恵大師坐像
京都・法界寺蔵元三大師・慈恵大師・角大師・豆大師など、いずれも良源を指す呼び名です。平安時代に活躍し、比叡山中興の祖と仰がれる良源(912〜985)は、多くの名称で呼ばれるとおり様々な伝説に彩られ、厚い信仰が今も生きています。本年は、良源が歿して1025年の節目の年にあたります。本企画展は、日本仏教史に大きな足跡を残した良源に関連する作品を紹介し、その業績と元三大師信仰の歴史を概観しようとするものです。
良源は912年(延喜12年)近江に生まれ、第18代天台座主として、比叡山の堂舎を再興するとともに、広学竪義など教学の振興に努め、山内の綱紀粛正にも尽力した高僧です。良源のもとからは、源信をはじめ多くの弟子たちが育ち、日本仏教の発展に大きく寄与しました。良源は、985年(永観3年)正月三日に歿しているため、元三大師とも呼ばれますが、諡号は慈恵(慧)です。
良源の偉大な足跡はその後、様々な信仰をうみました。没後しばらくして、大師の肖像が多数制作され、慈恵大師講などの法会が営まれています。また角大師・豆(摩滅)大師などの呼び名で庶民にも親しまれ、降魔の護符として幅広く信仰されました。わが国におけるおみくじの元祖(元三大師百籤)としても著名です。
本展では、こうした良源への信仰も含めた、全貌を紹介しようとするものです。
> 企画展「元三大師良源」の詳細情報- 開館20周年記念企画展
大津 国宝への旅
平成22年 10月9日(土)〜11月23日(火・祝) -

国宝 伝教大師入唐牒
延暦寺蔵
(最澄が、唐の国内を通行
したときのパスポート)大津は、恵まれた自然のなかで、豊かな歴史と文化を育んできました。当館では、平成2年の開館以来、地域に根ざしたテーマによる企画展を開催してきましたが、お蔭さまで平成22年に、開館20周年を迎えることになりました。
それを記念し、本展では、日頃鑑賞する機会の少ない、大津ゆかりの国宝、重要文化財を、絵画・彫刻・書跡など各分野から厳選して展示します。一方、市内には国指定に匹敵する貴重な地域文化財が多数残されており、それら未指定の文化財を合わせ展示することで、秘められた大津の豊かな「文化力」をアピールしたいと考えています。 - 開館20周年記念企画
大津百町大写真展−マチを記録すること−
平成22年 10月30日(土)〜11月23日(祝) -

旧大津市役所の遠望
大津市歴史博物館蔵
谷本勇氏撮影平成18年3月、大津市歴史博物館に市内在住の写真家・谷本勇氏が長年撮りためられた写真、約20万コマが寄贈されました。この中には、昭和30〜40年代の大津の中心市街地(通称:大津百町)の様子が多くを占めており、街並みの移り変わりや、高度経済成長下の人々の暮らしぶりなど、当時の大津百町の様子を伝えています。また、これらの写真は同時に、なにげない日々の風景を記録する事の大切さ=記録を残すことの重要性も教えてくれます。
今回の「大津百町大写真展」は、写真という素材を手掛かりに、2つのテーマで行なう催しです。1つは、ちょっと昔の大津百町の様子を当時の写真から紹介し、写真から思い出される記憶(思い出)を含めて、「大津百町のむかし」を記録として残すこと。もう1つは、古いものと新しいものが混在する、「大津百町のいま」を写真で記録し、未来の人々に伝えること。
会期中は、このテーマに基づいて、様々な団体が展覧会やイベントなどを繰り広げます。皆様には、これを機会に百町を歩いていただき、楽しみながら大津百町の魅力を発見していただければと考えています。
◇会場について
会場は歴史博物館ではなく、本企画の舞台となる大津百町で行ないます。4月にリニューアルオープンした旧大津公会堂(旧名:大津市社会教育会館)を中心に、いくつかの展覧会会場を設定、それぞれの会場を移動することで、大津百町一帯が会場となるような構成となる予定です。
【平成22年度文化庁美術館・博物館活動基盤整備支援事業】 - 開館20周年記念企画展
柴田晩葉−湖都のモダン日本画家−
平成23年 3月5日(土)〜4月17日(日) -

帰帆(部分) 柴田晩葉画
個人蔵明治京都画壇を竹内栖鳳と二分した山元春挙をはじめとして、湖都・大津が育んだ日本画家は少なくありません。柴田晩葉もその一人です。大正時代の最先端の美術モードの影響を見せる作品を手がけ、その一方で、大津出身・湖国出身らしい、牧歌的な詩情の表現も自然体でこなし、特異な魅力を発揮しました。文展・帝展で受賞・入選を重ねるものの、残念ながら戦前に没し、戦後の日展で活躍することなく、知る人ぞ知る画家となってしまった晩葉。本展では、近年再発見された魅力的な大作などを中心に、ユニークな表現を貫いた晩葉の画業にスポットライトを当てるものです。
