大津市歴史博物館

お知らせ

常設展示の展示替えを行ないました(2001.8.14)

概要

現在博物館では、常設展示室内の展示作品の見直しを行ない、8月14日(火)より、大幅な展示替えを行ないました。 今回の常設展示の展示替えでは、収蔵品の中でも今まであまり展示していなかった収蔵品を積極的に展示するとともに、展示方法なども検討し、より親しみやすい展示を目指しています。 新しくなった常設展示室を是非一度ご覧下さい。

■展示替えの見どころ

◆解説パネルの充実
今回の展示替えにあたっては、個々の資料についての解説文を全点にわたって配置し、資料のもつ背景や内容を簡潔に解説しています。また、古文書については翻刻文をあわせて配置し、展示資料をより身近なものにするよう配慮しています。

◆見やすくなった町並み模型
常設展示室内の町並み模型の中でも、室町時代の堅田や江戸時代の大津町(札の辻)などの模型は、細部まで再現されています。今回の展示替えでは、模型の細かい部分を拡大写真で解説し、模型に再現された歴史情報を詳しく紹介しています。

■今回の展示作品の見どころ

今回の展示替えでは、常設展示室の構成は変更していません。しかし、個々の展示作品については、ほとんど入れ替えを行ない、今まで常設展示室で展示したことのない資料を積極的に展示しています。
◆ 「無動寺衆議下知状」大津市指定文化財 八所神社蔵 (葛川と伊香立庄の領境の争論関係の文書)

◆「明堂和尚古松之記」 本館蔵 (堅田の名勝・天然図画亭(ずえてい)を描いた200年前の巻物)

◆「近江八景〈保永堂・栄久堂板〉」(複製) 本館蔵 (数ある近江八景シリーズの中でも傑作とされる横版)

◆大津絵小特集 テーマ:鬼 (当館の所蔵品の中から定期的にテーマを設定して展示)

■今後の予定

◆展示替え情報の発信

従来は、展示替えなどの情報を積極的に外部に発信していませんでしたが、今後は本ホームページなどを通じて、展示品の入替え情報をお知らせしていきます。 また、常設展示を固定的なものとは考えず、作品保護や展示期間などの制約からあまり展示していなかった作品についても期間限定で展示してゆきたいと考えています。