大津市歴史博物館

お知らせ

第84回企画展
 大津のどうぶつ博物館
開催期間 令和3年(2021年) 7月17日(土曜)から8月29日(日曜)まで

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どうぶつでたどる大津の歴史
わたしたちの身近にはたくさんのどうぶつたちがいます。
普段なにげなく見ているかもしれませんが、
大昔から今にいたるまで、
わたしたちとともに暮らしてきた大切な存在です。
そこで、
大津に暮らすわたしたちとどうぶつたちのかかわりを、
さまざまな美術品や出土品から探っていきます。
すると、わたしたちが今まで知らなかった、
どうぶつたちの姿が見えてくるかもしれません。
さあ、どうぶつたちの姿を追って、大津の歴史をひも解いていきましょう!


企画展インフォメーション

タイトル 第84回企画展
「大津のどうぶつ博物館」
会期 令和3年(2021年) 7月17日(土曜)から8月29日(日曜)まで
開館時間 午前9時から午後5時まで(展示室への入場は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(8月9日は開館)、8月10日(火曜)
年間の休館日カレンダー
会場 大津市歴史博物館 企画展示室A
主催 大津市、大津市教育委員会、大津市歴史博物館、京都新聞
後援 朝日新聞大津総局、e-radio、NHK大津放送局、共同通信社大津支局、KBS京都、産経新聞社、時事通信社大津支局、(株)ZTV滋賀放送局、中日新聞社、日本経済新聞社大津支局、BBCびわ湖放送、毎日新聞大津支局、読売新聞大津支局
観覧料 一般:600円(480円)、高校生・大学生:300円(240円)、小学生・中学生:200円(160円)
※企画展観覧料で、常設展示もご覧いただけます。
※()内は、前売り、15名以上の団体、市内在住の65歳以上の方、市内在住の障がい者と介護保険の要介護者・要支援者の方の割引料金(証明できるものをお持ちください)。
※前売り券は、当館受付では6月22日(火曜)から7月16日(金曜)まで販売し、大津市内観光案内所(大津駅・石山駅・堅田駅前)では6月22日(火曜)から8月29日(日曜)まで販売。

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以下から、チラシのダウンロードができます

企画展「大津のどうぶつ博物館」チラシ A4サイズ[716KB]


 

出品一覧

出品リスト(A4縦・4ページ)[PDF:240KB]
※一部、前期・後期での展示入替があります。詳細はリストをご覧ください。
会場内の案内マップ(A3横)[PDF:500KB]


イベント

会期中に、閉館後の館内で企画展ギャラリートークをおこなうイベント「トワイライトミュージアム」を開催いたします(有料・要申込)。
申込方法など、詳しくは講座・講演会情報をご覧ください。

  
2021年7月22日(木曜・祝日) 17時から18時30分まで トワイライトミュージアム(おとな向け)
2021年7月30日(金曜) 17時から18時30分まで トワイライトミュージアム(こども向け)
2021年8月8日(日曜・祝日) 17時から18時30分まで トワイライトミュージアム(こども向け)
2021年8月19日(木曜) 17時から18時30分まで トワイライトミュージアム(おとな向け)

  

主な展示内容

第1章 龍骨

むかし大津に龍がいた!?
文化元年(1804)、滋賀郡南庄村(現在の伊香立南庄町)で掘り出されたとある化石。当時の人々は、「龍の骨が出た!」と驚き、詳しい記録を残しました。
第1章では、龍骨図や、実際に見つかった化石にまつわる歴史を紹介します。


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大津市指定文化財 龍骨図 上田耕夫画 皆川淇園附記
文化2年(1805) 個人蔵


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実際に見つかった化石のレプリカ
伊香立香の里史料館蔵(原品は国立科学博物館蔵)
当時の人が「龍骨」と考えたものは、今からおよそ50〜40万年前のトウヨウゾウの化石でした。


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ムカシマンモス(シガゾウ)の下あごの化石
約70万年前 大津市真野佐川町出土 大津市立真野小学校蔵
はるかむかし、大津にもゾウがいたのです。



     

第2章 びわ湖とどうぶつ

約440万年前に誕生したとされるびわ湖は、最初は現在の三重県伊賀市のあたりにありました(大山田湖)。その後、長い年月をかけて地殻変動がおこり、現在のびわ湖ができあがっていきます。
第2章では、かつてこの地に暮らした多様などうぶつの姿を化石から紹介します。また、文化が発展する一方で、びわ湖に生きるどうぶつたちは信仰やおそれの対象にもなりました。その中でも特に有名な、「俵藤太のムカデ退治」とびわ湖にすむコイの伝説を紹介します。


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ウシ科の下あごの化石
約55万年前 大津市雄琴出土 田上鉱物博物館蔵

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オクヤマゴイの頭の化石
約260万年前 甲賀市水口出土 滋賀県立琵琶湖博物館蔵


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俵藤太略縁起
明治23年(1890) 雲住寺蔵

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鯉からくり(龍門滝山)
宝暦12年(1762) 太間町自治会蔵


   
    

第3章 人々の暮らしとどうぶつ

人々の暮らしの中で、どうぶつが様々に関わっています。それは、時に食料であり、時にはともに暮らす仲間でありました。
第3章では、人々が暮らしていく中で、どのようにどうぶつと関わってきたのかを、出土品や美術作品などから探っていきます。


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装飾付須恵器
袋古墳群出土(大津市坂本六丁目)
古墳時代(6世紀) 大津市埋蔵文化財調査センター保管

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水鳥形須恵器・ハソウ
春日山古墳群出土(大津市衣川3丁目)
古墳時代(6世紀) 大津市埋蔵文化財調査センター保管


 
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【錦寿堂板】木曾海道六拾九次之内 大津 歌川広重画
江戸時代(19世紀) 本館蔵
※展示は後期のみ(8月11日から)


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山岡道阿弥像
慶長9年(1604) 園城寺蔵
(写真提供:園城寺)


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【江辰版】東海道五十三次之内 石部 歌川広重画
江戸時代(19世紀) 本館蔵
※展示は後期のみ(8月11日から)


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近江名所図(右隻)
江戸時代(17世紀) 本館蔵


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近江名所図(左隻)
江戸時代(17世紀) 本館蔵


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友禅蹴鞠図(若菜)
江戸時代(18世紀) 滋賀県立琵琶湖文化館蔵
※展示は前期のみ(8月9日まで)


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見立女三宮図 歌川豊春筆
江戸時代(18世紀) 京都府蔵(京都府京都文化博物館管理)
※展示は前期のみ(8月9日まで)


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洋犬図 波多野等有筆
江戸時代(17世紀) 滋賀県立琵琶湖文化館蔵


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狗子図 円山応挙筆
天明3年(1783) 滋賀県立琵琶湖文化館蔵



    

第4章 信仰の中のどうぶつ

大津では、古くから神社や寺院が多く、それらを訪れると、様々などうぶつの姿に出会うことができます。
第4章では、祀られたどうぶつの姿を紹介します。


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釈迦三尊像
南北朝時代(14世紀) 新知恩院蔵

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大津三社図 紀楳亭筆
文化5年(1808) 元会所町蔵


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猿の飾瓦(左)
江戸時代(19世紀) 青きょう寺蔵(※きょうは、山偏に喬)

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猿の飾瓦(右)
江戸時代(19世紀) 青きょう寺蔵(※きょうは、山偏に喬)


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重要文化財 獅子・狛犬
平安時代(12世紀) 若松神社蔵


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重要文化財 孔雀文馨
平安時代(12世紀) 園城寺蔵(写真提供:園城寺)


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重要文化財 畜生道(六道絵のうち)
南宋時代(13世紀) 新知恩院蔵
※展示は前期のみ(8月9日まで)


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仏涅槃図
慶安3年(1650) 海蔵寺蔵



    

第5章 大津祭を彩るどうぶつ

大津祭は、京町三丁目の天孫神社のお祭りで、毎年10月に開催されます。湖国三大祭のひとつに数えられ、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。大津祭に欠かせないのが、曳山を彩る華麗な幕や飾りです。そして、そこにも様々などうぶつの姿を見ることができます。
第5章では、祈りや願いをたくされた鮮やかなどうぶつの姿を紹介します。


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大津市指定文化財 狸面
桃山時代(16世紀) 西行桜狸山保存会蔵


  
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重要文化財 トロイア陥落図毛綴織見送幕(龍門滝山)
16世紀(ブリュッセル製) 太間町自治会蔵


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神馬図刺繍前懸幕(湯立山)
安永4年(1775) 玉屋町湯立会蔵


  
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神馬図刺繍胴懸幕(湯立山)
安永4年(1775) 玉屋町湯立会蔵


  
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群鶴図刺繍水引幕(石橋山)
 安政3年(1856) 石橋山保存会蔵


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四神文幕房掛金具(月宮殿山)
江戸時代(19世紀) 月宮会蔵


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飛龍鬼板(西王母山) 
文政11年(1828) 西王母山桃山保存会蔵