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近江八景
琵琶湖をいだく近江は、古来風光明媚な地として知られ、17世紀初期(桃山時代〜江戸時代初頭)には中国の瀟湘八景になぞらえ、現行の近江八景が選ばれた。これら八景は、日本の代表的な名所絵として屏風絵や陶磁器、蒔絵の絵柄などにさかんに取り上げられ、江戸後期になると、浮世絵でも多く描かれるようになる。そして、歌川広重の作品により、庶民のあいだでも一気にメジャーな名所として定着した。
江戸時代後期の有名な浮世絵師・歌川広重は、近江の風光を愛し、実に20数種類にのぼる近江八景シリーズを世に送り出した。写真は縦版の近江八景で、画面上部には近衛信尹(のぶただ)が詠んだとされる和歌も添えられている。
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比良暮雪
(ひらのぼせつ)
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堅田落雁
(かたたのらくがん)
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矢橋帰帆
(やばせのきはん)
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粟津晴嵐
(あわづのせいらん)
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唐崎夜雨
(からさきのやう)
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三井晩鐘
(みいのばんしょう)
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瀬田夕照
(せたのせきしょう)
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石山秋月
(いしやまのしゅうげつ)
歴史事典:近江八景
収蔵品紹介:主な近江八景の収蔵品(大津歴博の収蔵品ページに移動します。「分類:絵画−近江八景」を選択してください)